- 2011年10月 1日 23:19
- 地域

今日、米原公民館で細野原発担当相を招いて表記のフォーラムがあったので、覗いてきました。既にNHKや、びわこ放送などのニュースでも放送されていたので、ご存知の方もおられるかと思います。細野さんは多賀での「星空の街・あおぞらの街」全国大会に出席され、定刻の17時に少し遅れての到着。会場の米原公民館大ホールはほぼ満席でした。
冒頭、地元の田島一成衆議院議員の挨拶があり、その後の待ち時間の間、ゲスト?の滋賀県防災危機管理監・小椋正清さんのお話がありましたが、軽妙な語り口でわかりやすい内容でした。概ね、先月の中沢県議と語る会で聞いていたものでしたが、以下のような内容。
・EPZの件
今までの8-10kmの範囲で済まない。
県としても国に要望を出している。
「命>経済」である。
リスクコミュニケーションの重要性
・避難計画: SPEEDI等の活用
・モニタリングポスト: 8基運用
・県でも原子力の専門家の採用を進めている
・東北からの避難者は県内に400人超。
福島からは259人。生徒・学生は90人ほど。
・危機管理センター設置
その後、細野大臣が到着し、バトンタッチ。
最初は地元へ戻っての講演ということで、子ども時代の話などで来場者の共感を呼ぼうという感じ。本題の原発の話自体は目新しい内容に乏しく、TVニュースやネットで得られる情報以上のものは無かったのが残念。というか、話を聴いているうちにだんだん腹が立ってきたというのが正直な感想です。
最初が昨日解除された福島の緊急避難区域の件。
「ようやく実現できた」と胸張ってましたが、除染もこれからという段階で何を根拠に「解除」できたのか、住民の不安は残ったままではないのか?
原発の冷温停止の件。
炉内で燃料がどういう状態になっているのか把握が難しい状態で、どういうデータが得られれば安定した冷温停止状態になったと言えるのか?
EPZの件。
当初、今年度中の見直し予定だったものを10月中をめどに方針を示したいというのは評価できる。ただし、滋賀県民は大幅な拡大を望んでいると思うが、せいぜい高島市、長浜市までに留めたいような口ぶり。福島の例を見れば50kmほどしかない彦根市も十分対策が必要な距離なのだが。
PAZの新設。
これは、今日初めて出た話のようで、NHKのニュースでも取り上げられてました。PAZとは、Pre-cautionaly Action Zone の略で、拡大される予定のEPZ より限定された範囲で原発災害時に直ちに退去できる準備をしておく区域とのこと。こういう区域の設定は歓迎ではあるものの、EPZと合わせて最悪の事態を想定した、より広範囲な区域設定を望みます。
原発依存度を下げるということは社会的なコンセンサスが得られているという前提で2012/夏頃までに方針決定をし情報開示も行うというのは(それが国民の望む形でされれば)評価できそうです。
でも考えてみれば、原発さえなければEPZやPAZのような区域の設定や準備のための費用も不要であり、やはり根本的な安全確保のためには早期の原発全廃がベストでは無いでしょうか。「命>経済」でしょう。
もう一つコンセンサスが得られているという再生可能エネルギー利用の件。
太陽光、風力等、若干ありきたりの話ばかり。再生可能エネルギーが十分実用化できるまでの原発の代替エネルギーとしては、天然ガス火力+コジェネレーションシステム等の、より現実的な選択肢もあるはずなのに、そういう話は無かった。
大臣の話の後は、来場者からの質問を受け付ける時間が取られ、6-7名の方が質問されていました。私も質問してみたいことがあったのですが、たちまち時間切れ。どの質問者も原発や環境のことを良く勉強されている様子で質問自体も参考になるものが多かったです。
・メガソーラー
・もんじゅの危険性
・琵琶湖が汚染されると近畿の飲水が無くなる
・原発の是非を問う国民投票について
などなど。
終わってから、なんかモヤモヤした気分で、出口に設けられたアンケートにいろいろ書いて渡してきました。
玄関を出た所で田島議員を見つけ、今日の感想や原発、とりわけ「もんじゅ」に関する要望や意見をお伝えすると、真剣に聞き入れていただいたようで少し気分が晴れました。たくさんの方とご挨拶されている合間にけっこう長時間にわたって話ができたのはありがたかった。
県民や国民の思いが届きますように。
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